〔トレーラーハウスはどこに設置できる?〕設置場所を事例と共にご紹介。
トレーラーハウスは不動産ではなく「車両」扱いとなるため、一般の住宅と異なりほぼどこにでも設置することが可能です。
今回の記事では、実際にどこに設置できるのか、実際トレーラーハウスを活用している方はどのような場所に設置しているのかをご紹介していきます。
◆基本どこにでも設置可能
先述の通り、トレーラーハウスはどこにでも設置することが可能です。ただし、設置する場所によっては地盤工事が必要など、すぐにどこにでも設置できるわけではありません。
また、トレーラーハウスは設置場所まで運搬する必要があります。トレーラーハウスを検討するにあたり、最初に大事なポイントは「運搬できる道かどうかの確認」です。トレーラーハウス自体を運ぶことが出来なければ設置することは出来ません。(弊社で事前に運搬の可否を確認させていただきます。)
また、特に一般住宅と大きく異なる点は、トレーラーハウスは「市街化調整区域」にも設置することが出来ます。この「市街化調整区域」についてご説明します。
◆市街化調整区域とは…
「市街化調整区域」とは、都市計画法7条に定められている都市計画区域の一つで、「その都市計画区域について無秩序な市街化を防止し、市街化を抑制すべき区域」と制定されています。市街化を抑制するというのは、住宅や施設といった建築物を積極的に建築する等して地域の活性化を行ってはならないと定めています。
つまり、本来は住宅を建築することは出来ない土地にもかからず、トレーラーハウスは住宅ではないため設置が出来るという事です。
◆市街化調整区域に設置するメリット
・普通であれば建物を建てられない場所に新たな空間を設置できる
トレーラーハウスを市街化調整区域に設置する最大の魅力はこれに尽きます。先述の通り、市街化調整区域は一般的には建築物を建てる事はできません。ですがトレーラーハウスなら一定の基準を満たしていれば「車両」の扱いとなり、建築物にはなりません。家を建てたい場所に住居として設置する、または新しく事業を始めたい、そういったケースでも拠点選びの際に市街化調整区域というエリアを選択肢の中に入れて検討する事が出来るのは大きなメリットと言えます。
・初期費用やランニングコストが安く済む
市街化調整区域は、市街化区域(住宅を建設出来る土地)と比較すると、大幅に安い値段で土地を準備する事ができます。また、トレーラーハウスを設置するにあたって地盤改良が必要な場合もありますが、一般住宅を建築するほどの地盤改良は必要ないため、その費用も抑えることが出来るでしょう。更に、都市計画税の対象外であるなど税金面での優遇も期待されるので初期費用やランニングコストがかかりにくいというメリットがあります。
※但し、市街化調整区域へ設置を検討する際は自治体への事前確認が必要となるケースがございますので、設置したい場所が決まり次第、自治体への確認も行った方が良いでしょう。
◆設置場所の地盤に注意
トレーラーハウスを設置するためには、地盤も大事になります。最低でも砂利を敷くなど、設置したい場所の整備は必須となります。費用は、どの程度の作業を行うかによっても変わってきますので、設置したい場所の候補が見つかった際は、事前にご相談いただく事をおススメ致します。
◆運ぶ際の道路幅、高さにも注意が必要
前述した通り、トレーラーハウスを設置するためには当然ながらトレーラーハウスを設置場所まで運ばなければいけません。牽引して運ぶため、道路幅が狭い、曲がることが出来ない道路、道路にせり出す樹々などトレーラーハウスを設置場所まで運ぶにあたり、道路幅、高さのチェックは重要になります。
設置場所の候補が見つかった際は、トレーラーハウスを運ぶことが出来ルートがあるか、合わせて確認するようにしましょう。
◆設置場所の事例
〇一般のお客さま
・遊休地
・別荘地
・ご自宅のスペース
〇ビジネス
・ホテルの敷地
・キャンプ場
・海岸沿いリゾート、海の家
・県立・国立公園内